えふの呟きLong

不定期についーとするだけのページ。

カラフル。

4か月ぶりの更新となりました。

えふです。元気です!頭はパンクしそうですが。

 

先ほどボランティアの関係で市社協の方に伺ったところ、担当の方から

「LINEが変な人だったから、直接会ってちゃんとしてる人だと分かって安心した」と言われました......とっても複雑な気持ちです。

 

そんなことがありましたが、今日は心穏やかな一日を過ごしております。

 

 

2021.3.6

3回目、にして異例の"完全無観客"での定期演奏会が行われました。

まずは、その前日譚から。

 

 

3.4

お手伝いで来ていただける先輩方への謝礼品を買いに、近くの洋菓子店へ向かいました。

とってもお洒落なお店。洋菓子店へ入ったのはいつぶりだったでしょうか......

丁度良いギフトを見つけて「これを6人分用意していただけますか?」と相談。

 

「少々お時間いただきますが、よろしいでしょうか?」と返答。

 

 

そこから始まった、2名の店員さんのラッピング地獄

「お客さんが来ませんように......!!!!!」ひたすら心で唱えながら、私はラッピングをする店員さんの背中を眺めていました。

終盤になって来ちゃったんですけどね~~~\(^o^)/オワタ

 

袋詰めが終わってからも、

「大変お待たせしました!」と困り眉で対応、ドアも開けてくれました。

 

本当にしんどい。仕事だから当然なんでしょうけど、唐突に忙しくさせるのは。

 

(だから、私の目の前で先輩が中身を後輩に投げ渡していたのはややショックでした)

 

今まで、そんな背景があると意識してこなかったラッピング。

人の手間があってこそなのだと、また一つ感謝すべきことに気付いた一日でした。

 

「いえいえ!突然だったのに本当に有難うございます!!」

 

 

3.5

朝、学指揮がLINEグループにて体調不良であることを謝罪していました。

リハーサル後には、団長が進行の拙さを同グループで謝罪していました。

 

直前になって、3回生の寝坊が増えたことが本当に心配だった。

練習日に待たされた時は虚しさすら感じてしまった。

 

それでも、やっぱり同期が好きで。

 

「このままだったら過剰にピリピリしてしまう!」と感じた私は、率先して励ましのメッセージを送りました。

後に続く、皆の良い言葉。「みんなと同じ学年で良かった~😊」

 

決して相性の良くない8人。

なのに何故、ここまで協力し合い、プライベートでも飲みや旅行をしたがる集団になったのだろう?

 

本当に不思議。

この部活に入らなければ仲良くなることは無かったのだろうと思う。

 

部活が辛くなった瞬間は何度かあったけれど、

「同期に非は無いから」と、同期のために続けようと努力した時期もあります。

 

皆のために頑張って良かった。

やっぱり素敵な7人です。

 

 

3.6

朝に寄ったコンビニ。

ここでも店員さんのサービス精神にやられてしまいました。

 

マイバッグを持ちながらお釣りを受け取っていると、

「袋にお詰めしましょうか?」と手を差し出しながら尋ねられました。

 

他のコンビニで経験したことのないやりとりだったもので......

 

仕事をしている人って偉大ですね。今年度バイトをしなかった(かつ実習をした)私は心の底からそう感じました。

感謝は尽きません。

 

 

お昼、恒例の写真撮影。

ついに私も、主役の学年として写真を撮られる時が来たのね~としみじみ。

OBのかまし愛のあるガヤに負け、やや照れが入りましたが、まあ。

 

個人的にはパート別写真が一番グッときました。

今回のBass、

なんと平均年齢が22.3歳!!!!!!

おじさん達の変わらない顔ぶれ。というか平均とったら毎年Bassが長老なのでは???

でも、当たり前のようにいてくれた院2回生の2名は、今年で本当に最後。

 

はしゃいだ写真をしっかり残し、あとは演奏を楽しむだけだ!!!

そう意気込んだ本番前でした。

 

 

 

やっっっっと、演奏会の話へと突入します。

ここまで約1500字。ぎゃー。

 

 

開演の指パッチン担当の私。

止まらなくなる☆TE☆A☆SE☆

カラオケでは調子に乗ってしまくっている指パッチンが、こんなにも怖いものだとは。

(ちなみに、昨年度のボランティアコンサートにて、一度スカってやり直しをした悪夢があります。そのためもあって、緊張感がピークでした。)

 

予ベルが鳴るまでの間、入念に練習をし、を拭きとり、また鳴らし......

自信を得られないまま、入場。

 

 

(左手を挙げて)「はじめたいでしょ~?」
「うん、歌いたーい!」
「行きますよー!」
「はい!」
「せーのっ!」(ここで3回連続の指パッチンの音、SEの可能性は無い)
「あぁ~!ユビの音ォ〜!!」

 

 

完璧な導入!!!!!

やったぜ!!!!!!!!!!

 

ゲネプロでは上手くいかなかった立ち位置変更もこなし、

いよいよ1st Stage

 

1曲目、ゲネプロから表情が浮かない(ように感じていた)指揮者に、なんとか笑顔を伝播させようと表情筋を使って歌いました。

 

なんか、みんな、上手くね......??

 

まるで、私と同じ考えを持っていたかのように、今までになく気合の感じられる歌声のみんな。「お前ら最高だな!!!」の一心で、1曲目を走り抜けました。

終わった頃には、指揮者の表情もなんだか柔らかくなっていたような。

 

2曲目、3曲目は同期の指揮。

伸び伸びとした指揮、楽しげな表情。

体調不良を隠すのが上手。本来それは褒めるべきことではないんだけど、おかげで歌い手として勇気づけられたのは間違いなく。

 

そして、歌い手の一体感の増し方が凄まじい。歌っていて最高に楽しかった。

翌日に聴いた1stは、どの曲よりも涙を誘うものになっていました。

 

 

指パッチンを成功させたのに、緊張は解くことができませんでした。

なんせ、2nd Stageはアンサンブルだったので。

 

「ちゃんとアイコンタクトしあおうな!」裏で念押ししあって挑んだステージ。

素敵な7人との演奏。

各パートでめちゃめちゃアイコンタクトしてる!微笑みあってる!

私もバリトンと向き合お......君めっちゃ真っ直ぐ歌うじゃん!!寂しい!!

こっち見て―!どやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

けっこう動揺していました。バッチリ上ずった音に反映されちゃっているし。

同期とのステージは、波乱の多いものとなりました。

 

 

3rd Stage、潰えたコンクールの自由曲を初披露。

指揮の先生の楽しそうな表情。いつもの。

1stで全力をだしていたはずの皆の底力。

練習を始めた当初は「この曲もいつか楽しく歌えるんかな?」と不安でしたが、ちゃんと楽しく歌えました。

 

 

無事に走り切った。足がぷるぷるしてきた。でもあと2曲で終わるんだ!

 

 

アンコール1曲目。

歌詞がずるい。

今まで仲良くやってきた3回生のみんな。

当たり前のようにLow Bassを支えてくれた先輩たち。

「当たり前が幸せだと知った。」

 

本番絶対泣くやつやん!!と計画段階から思っていたので、何とか涙は堪えて歌い切りました。

でも音源聴いたら音圧弱くなってましたね。みんな泣いてたのかな...?

 

 

そして、指揮の先生の言葉

 

 

毎年、先生の最後の挨拶は震え声でした。でも私は「あぁ先生も感動している、本当に良い時間を過ごさせてもらっているな」と、感動するよりも胸をさらに張る機会になっているだけでした。去年は泣いちゃいましたが。

 

 

 

 

 

......先生?話しだすまでの時間が長くないですか?

 

そう気づいた瞬間、堪えていた涙が少し溢れてしまって。

 

「大学生が一番辛い思いをしてきた」

この1年間の思い出したくもない灰色な時間が、どんどん蘇ってきて。

 

「誰よりも人思いになるだろう」

これまでの行いが認められた気持ちになって。

 

「観客は未来の人なんだ」

これまでのコンクール・定期演奏会の光景が重なって。

 

「本物の演奏会」

これまでの演奏に意味が付き始め。

 

 

 

「3回生に拍手を送りませんか?」

ここで、私の理性は限界を迎えました。

 

ここまで拍手の無かった演奏会。

緑水たゆたふ、団長挨拶、きみ歌えよ、副学生指揮者、学生指揮者挨拶、こころようたえ、くちびるに歌を、伴奏の先輩、2stのMC、伴奏の後輩、ほらね、、ここから始まる、アンサンブル演者としての3回生、3stのMC、浜崎先生、若さのイメージ、願い 一少女のプラカード、空に小鳥がいなくなった日、花束贈呈、アンコールのMC、群青、

こんなに拍手のタイミングがあった定期演奏会なのに。

 

最初の拍手が、

定期演奏会の開催に尽力した3回生に向けられたもの、

私たちに向けられたもの、

私に向けられたもの、

 

本当にそれで良いのか。

 

感謝に押しつぶされ、私はその後の先生の言葉を聞くことができず、なんなら正面を向くことすらできず、ただただ情けない顔になるばかりでした。

 

 

2曲目のアンコール「夢見たものは」

歌えませんでした。しかも鼻をすする音を鳴らしまくり終演。

 

 

袖に戻ってすぐ、ハンカチを取り出して奥で思い切り泣きました。

声をかけてくれた後輩の震えた声を聞いて、「あぁ彼ですら理性を崩壊させたんだ」と思ったのは内緒の話。

 

 

約3600字。ここで小休憩をとらせていただきます。

打ち込みながらも、また泣きそうです。学研には人がそれなりにいるので、頑張って堪えます。

URL貼っておきますので、休憩にぜひ。

https://www.youtube.com/watch?v=j93itlToQO8&list=PLxLykXxQlZzV7vMBjO7Qr16DN_gTRFMP7

 

 

 

 

続き。

 

今回の演奏会でまとめたいことは3つ。

 

 

1.幸福と愛がひとつどころじゃなかった。

前日譚の話だけじゃないのです。3回生の結束力だけじゃないのです。

 

大学の返事も連絡も遅すぎて、後輩や先輩を振り回しまくったはずなのに皆ついてきてくれました。

個人的に、後輩の悩みや文句を何度も耳にしてきました。でも「辞めたい」ではなく「どうしたら良いか」「こうしてほしい」という前向きなものが根底にありました。

 

定期演奏会が無事に開催できたのは、間違いなく彼らの功績です。

3回生である私たちだけでは不可能だった。

 

夢見たもの、願ったものは「定期演奏会が無事に開催できますように」たった一つだったはずが、気付けばたくさんの幸福と愛に包まれた空間が創られていました。

 

 

2.記憶に残る演奏会って、きっとこういうものだ。

2stで歌詞を間違えたり、音がずっと上ずっていたり、最後なんかは鼻をズビズビいわせてしまったり。

これがコンクールだったら、戦犯どころじゃ済まない足の引っ張り方をしました。

 

でも、これは満身創痍の証なのです。

運営を始めた当初から苦しかったけれど、それでも全力で、全神経を使ってやってきた。

指揮者の先生のパンフレット挨拶文に書かれていた日のことは鮮明に覚えています。

なんだったら、春に幹部だけで先生と顔合わせしたことも。

 

外で先生を出迎えると「元気だった~??」と、いつものテンションの先生。

私視点だと、先生の書かれていることは逆です。

先生が笑顔で研修室へ来ていただいたから、笑顔をお返しした。

 

「大学は色々言ってくるし、急に制限をかけてくる。どうしたら良いっていうんだ...」と頭を抱えていた3回生は、先生の笑顔と燃え続けている熱意を受け取って、やっぱり頑張らなきゃ!って思ったはずです。私はそうでした。

それから3月まで必死にもがき続けました。

 

演奏を聴くだけで、ステージに立っていた時の感覚だけじゃなく、閉塞感に満ちた準備期間のことまでもが思い出される。

戦犯を超える足の引っ張り、技術的にはよろしくない演奏だったかもしれないけれど、きっと来年以降に聴いても、これまでのことを思い出せると確信しています。

 

そして、先輩も後輩も先生も涙していた。

きっとステージ上にいた全員が同じ気持ちを抱けると思っていますが、いかがでしょうか?

 

 

3.感情って素敵なものだ。

私は感情的に行動することが嫌で、とにかく理性的であろうと心がけています。

でも、幼稚園児だった頃に転んだ痛みで泣いた時くらいの涙を流しました。

 

に満ちていた。

 

先輩との最後の演奏という哀しみ

直前の危機感という怒りあと解散後の学指揮との口喧嘩。うるせぇハゲって言われた。

ステージの響きを感じたことでの楽しさ

初ステージどころか、団として初めてのイベントとなった定期演奏会開催への喜び

 

哀しみがあるから喜びを感じられて、

怒りがあるから楽しみを大切にできる。

 

カラフルな団員との、色彩豊かな演奏会。

 

これまでの灰色だった1年間を華やかに彩ってくれた。

立場上は演奏会を開催した運営側の人間ではありますが、

この舞台に立てたことを、誇りに思います。

 

 

みなさん、本当にありがとうございました。

私は、とってもとっても、幸せです。

 

歌い納めも楽しみます(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仕事ではなくサークル活動として歌っている私たちは、メンバーの違いを楽しむことが必須だろうと、ステージの度に思います。

特定のメンバーによる合唱の質・空気感を完璧だと思う瞬間があるかもしれないけれど、その瞬間にしかできない音がそこに響くのです。

2stの演奏が1st,3stの下位互換だとは誰も思わないようにね。

 

出会ってくれてありがとう。肩を並べてくれてありがとう。

 

起きてくれてありがとうね。ほんと。早く自立してな。

 

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